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きっかけ
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「新木編集長、どうかしましたか?」
新木望(アラキ ノゾム)。若くして編集長。社長の身内だとかなんとか…。
「澄乃くん、もう仕事は慣れた?」
「はい!だいぶ分かってきました。先輩も教えた方が上手くて…」
「それはよかった。決めるのは澄乃くんの好きにしてもらっていいんだけど、清瀬先生の担当してみる?」
「きっ、清瀬先生ですか…!!?」
俺は思わず大声を出してしまった。
清瀬 一秀(キヨセ カズヒデ)。大作家として日本中で有名。何個も賞を取って、この人を知らない人はいないだろうというくらいだ。
まだ、小説家の中では年齢が若くてとてもかっこいいらしい…。
で、でもそんな凄い方の担当を俺がしてもいいのだろうか…。
「あの…俺でいいんですか?」
「出来ると思ったから声をかけたんだけど?」
「…やります!」
「うん、じゃあ来週ここに行って」
新木さんからメモを受け取り席へ戻った。
勢いで、やります、とか言ってしまい大丈夫だろうか…。
とりあえず、清瀬先生の作品もう一度読み直そう!
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