アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
もしかして…
-
「何見てるの?」
!!!!!!!
いきなり耳元で話しかけられ俺は身体をビクッとさせた。
「い、いえ…なんでもな…ぁっ」
先生に俺の持っていた本を取られる。
「へぇ、こういうの人の家で読んじゃうんだ?」
「ち、ちがっ…見たことない本があったから取ってみただけで…」
「ふーん…それで?」
「?」
「それ、どうだった?」
それ…とは多分このエロい本のことだろう。どうと言われても…
いや本は本だ。ここで悪いことを言ってはいけない…!
「こ、こういうのも本ですし…、良いんじゃないかと…」
というか、そもそもなんでこういう本がここに…。
先生が買った…とか?いや、それはないだろう。きっと貰ったんだ。色んな小説家と会う機会があるんだろうし、返すわけにもいかないからここに置いてあるだけだ!
と1人で納得した。
「良い…、そうか良いか、ありがとう」
「い、いえ…」
なんでお礼を言われているんだろう…。
「持っていっていいからね、あ、そう今度それの続刊書くことになったんだ、そしたら君に…」
「え?」
続刊を書く?先生の話に俺の頭は全くついていけない。
「サイン会もあるんだ、よかったら…」
「せ、先生!」
「ん?どうかした?」
「も、もしかして…ですけど…。この小説書いたのって…」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
6 / 106