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この気持ち
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カタカタ、という音が聞こえ俺は目を覚ました。
「あれ…」
ここどこだっけ…。確か…。
「目覚めた?」
「へ…?………!!」
俺は思い出した。先生の家に来て、小説の手伝いで…あんな、あんなことを…!
今にも顔が爆発しそうなくらい熱く真っ赤になった。
「す、すみません…!俺途中から色々…わけわかんなくなって恥ずかしいこと言っちゃって…」
「大丈夫だよ、むしろ助かった。おかげで小説の続きをあっという間に書くことができたよ、ありがとう」
ありがとう、と言われ俺は嬉しくなった。
いや、なんで俺はあんなことまでされて先生のこと嫌いなったり怒ったりしないんだ。
普通小説のため、先生のため、と言ってもあそこまでするだろうか…。
俺が何でもするって言ったから?会社に迷惑をかけたくないから?
違う。どれも俺の心にしっくりこない。
「どうかした?難しい顔をしてるよ」
「い、いえ…」
まぁいつか分かるだろう、と思い今は考えるのをやめた。
「あぁそうだ、夜ご飯を作ったんだ。良かったら食べていって」
「いいんですか!?食べたいです!!」
先生はかっこいいうえ、小説で賞をとる大作も書け、ご飯も作れるのかと思うと本当に完璧な人だなぁと1人で感心した。
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