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過去2 清瀬side
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「あぁ~…なんかここ逆に社員の愚痴とかしに来る所だったかも」
と、新木は苦笑いした。
別に俺は気にしない。俺が嫌いなら読まなくていい。読んでくれ、なんてお願いしていない。
ーー親の七光りーー
確かにそれもあるのかもしれない。俺の親はどっかの社長かなんかで角丸出版社と親しい…、という表現だと友達のような関係に取られてしまうか。
友達みたいな安い関係じゃなく、色んな取引や契約をしている。言ってしまえば俺の親の方が立場上角丸出版社より上の会社。
まず、逆らえないだろう。
そのせいで俺はここでも割と丁寧な扱いをされている。
新木も七光りとか言われていたことがあり、同じだったのでより親しくなった。
「別にいい、気にしない」
そう言ったその時。
「あ、あの…!!」
震えてちょっと裏返った、でも強い声が聞こえた。
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