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幼なじみ
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その溜息に俺は目を開けて先生を見ると、先生は面倒くさそうな顔をしていた。
っ…。
やっぱり聞いちゃいけない事だったんだ。
「、す、すみません…今日は帰ります」
何故か泣きそうになった俺はバックを抱きしめ急いで立ち上がった。
「え、すみくん!?ちょっ…」
急に立ち上がった俺の手を先生は掴むがそれを振りほどいき、急いで先生の家から出た。
やっぱり…っやっぱり俺は遊びだったんだ…!
泣きながら駅まで走った。周りの人にチラチラ見られたが気にしなかった。
最寄り駅に着くとトボトボと家までゆっくり歩いた。
「あれ…、かな?」
俺はその声に後ろを振り向く。
「しゅん…?」
「やっぱりかなだ、久しぶりだな~」
俺のことを「かな」と呼び話しかけてきたのは、幼なじみの矢沢俊(ヤザワ シュン)。
小さい頃から中学まで一緒で友達の少ない俺にとっての唯一話す仲の友達だった。
親同士も仲が良くてよく遊んでいた。
といっても俺はインドア、俊はアウトドア派で遊ぶ趣味は毎回合わなくて小さい頃はよく喧嘩していた。
俊も本当は俺と同じ高校に行くはずだったんだが、小さい頃からやっていたサッカーの強い所のサッカー部入りたいと俊は遠い高校へ行った。
それ以降特に趣味も合わない俺らは連絡することもなくそのまま今にきた。
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