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男同士
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「でもその先生ひどいよな~、遊ぶとか、かなの初恋なのにな」
「べ、別に初めてじゃ……って、俺じゃない!!!」
「はいはい、同僚サンだったネ?」
ニヤとしながら言ってくる俊に俺は真っ赤になって反抗する。
「相手、どんな人なん?」
「…先生は…優しくて甘いもの一緒に食べてくれて…、小説がすごく上手でかっこよくて背高くて、それで和服が似合って…それでそれでっ」
俺は途切れることなく先生のいいところを上げていた。
そんな俺を俊がニヤニヤしながら見ていることも知らず…。
「とりあえず!先生は本当に優しい人なの!!」
「ああ、はいはい、わかったよ」
俊はめんどくさそうに流す。
「すき、…なのかな…」
俺がそうボソッとつぶやくと、俊は思い出したかのように話した。
「あれ、といか今の話聞く感じ先生男だよな?」
「え?うん、そうだけど」
「お前…じゃなくて同僚サンも男だよな?」
「!…そ、それは…」
忘れていた。特に何も考えずに話していた。
よく考えれば男同士なんて世間からしても浮くし引かれるだろうし…。
どうしよう…!
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