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逃げ
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「先生…」
久しぶりに見た先生の顔。なんだか泣きそうになった。
「遅いと思って来たんだが…」
と、先生は俺から視線を外すと女の人へ視線を向けた。
「大和~、昨日ぶり~、ねぇこの子でしょ、すみくんって」
「お前はまた余計なこと…」
2人で何かよく分からないけど話し始めた。
2人が話しているのを見ていることが辛くて俺は逃げ出した。
「!おい!すみくん…!」
後ろから呼ばれる声を無視して駅に向かった。
誰かを好きになるのにのが初めてで、それが男性で、どうしていいか分からない。
伝えたいけど離れたくない、
俺はその日一睡もできなかった。
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