アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
言葉
-
「炬燵…隠れ…?……松葉返し…??」
そこには難しい言葉がたくさん並んでいた。国語が好きな俺でも全然知らないような言葉ばかりだ。
知らない言葉があると昔からすぐ興味をもってしまう癖がある。
「先生、炬燵隠れってなんですか?」
「え?」
先生はびっくりしたように俺の方を見た。
その反応に逆に変なことを言ったのかと俺の方もびっくりしてしまう。
先生は俺が紙を持っているのに気付き「あぁ…」と何やら考え始めた。
「言葉で説明するのは少しむずかしいな…」
「そうなんですか…」
先生が言葉で説明するのが難しいっていうくらいここにある言葉は難しい言葉なのか…。
後でネットで調べてみようかな。
「でも、実際にやってみることはできるけど?」
「やってみる…?」
「あぁ、体験したら意味も分かってくると思うんだが」
「やります!」
即座に俺はそう答える。言葉の意味を知れるというだけで俺の好奇心はMAXだ。
「そこに書いてあるの全部は大変だろうから、何個かやってみるか」
「はい!」
この時の俺はウキウキと心を弾ませて、先生がニヤリとしているのなんて気づかなかった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
74 / 106