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旅行 6
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「このくらいでいいかな」
そう大和さんが言う頃には俺の息は上がっていた。
俺は涙目になりながらキっと大和さんを睨みつけた。
「そんな可愛い顔で見るなよ」
「かっ…!?」
「続きは後でしてやるから我慢してろよ?」
な?、と大和さんは俺の頭を撫でて言ってくる。
これじゃあまるで俺がヤりたいって誘ったみたいじゃん…!
俺は大和さんの腕から抜け出し先にお風呂から出た。
すごい小説書けるのにほんと変な所で頭おかしいんだから、と俺はグチグチと心の中で文句を言っていた。
チラっと横にある鏡に目をやると俺は「え!?」と声を上げてしまった。
背中の方はあんまり見えないけど身体の至るところに赤く痕がついている。
こんなに付けられているとは思わなくて俺はあまりの恥ずかしさにしゃがみこんでしまった。
「どうしたの?しゃがみこんで」
ちょうどお風呂から出てきた大和さんは俺の行動を不思議そうに見ている。
「どうしたのじゃないですよ…!これ…っこんなに…!」
と、自分で言ってまた恥ずかしくなった。
「あぁ、今度は他の人にも奏叶にも見えないところに付けるから大丈夫だよ」
大丈夫って何が…!?
というか、他の人にも俺にも見えないところってどこだよ…!
「どこって顔してるね、まぁそれは夜のお楽しみで」
そうニヤニヤしながら言われ俺は今日の夜は早く寝ようと決めた。
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