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逃亡
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「面倒ばっかし起こしてほんま…いっそもう面倒製造機に改名したらええんちゃう?」
「おっ、俺は別にラムちゃんが好きだなんて一言も言ってないぞ!」
どっちかといえば俺は弁天さんが好き。
セクシーだし、強いし、俺はああいうタイプが好き。
「面堂ちゃう、面倒や。」
風紀が来て野次馬どもを
解散させている。
あっ、義崎くんみっけ。
わーー殴ったり蹴ったりしてる〜〜
アレ不当な暴力だよね風紀といえど
「伊井塚」
「…利光、自分も立場考えて行動してや。外部生にちょっかいかけんなや」
「なんじゃ、おぬし。えらくその子供がお気に入りのようじゃの。」
「そんなんちゃう」
「ほお?今まで儂らが誰にどんな事をしようとも知らぬ顔をしていたおぬしが、その外部生の時だけこうして割って来るのに、理由はないと?」
「あらへん。あるとしたら、まあ、仕事やし」
遠くでチャイムが聞こえる
風紀が生徒たちを解散させて
キーにぃも飽きたと寮に帰っていったし
授業も始まったし
アホ書記と悪魔はなんか
バチバチしてるし
俺ももう行っていいかなあ!?
今回はまじで俺一個も悪くないよね?!
「仕事…か。ふっ、わかった。今回はそういうことにしておいてやろう」
「誰に向かってもの言ってんねん。自分の許可も許しも要らんねん。」
待って、なんか険悪じゃない雰囲気
風紀委員長見るたび見るたびに誰かと
喧嘩してるけどなんなの
まさか友達いないの
「榎本くん、失礼なこと考えてるやろ」
「めめめめ滅相もございません!!!」
エスパー、エスパー伊井塚だ。
カバンどころかダンボールにも
収まってくれない怒りが漏れてる
「榎本、と言うのかおぬし。面白いやつじゃ。今度儂と茶でも飲もう」
「や、大丈夫です」
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