アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
同室者
-
1005、いちまるまるごー…
エレベーターを降りてとりあえずまっすぐ進む。
おれの頭が良かったばかりに
こんな豪華なホテルみたいな
寮に住むことになるなんて…。
おれの頭脳ありがとう!!!
そんな感じに
自分自身の頭脳に感謝をしていれば
目の前に1005の数字が。
ここか。
ルームキーを、こう、さして、と。
この時間みんなはまだ
入学式の真っ只中。
気持ちを抑える必要もない。
今こそ叫ぶ時!
「ジャカジャン…!!オーープン!!!!」
俺は出張鑑○団が好きです。
「…残念、ハズレだったな」
右から出てきた
男がそういうやいなや
間髪入れずに俺に
殴りかかってきた。
ぁっぶない!!!
とっさに俺も右の壁に寄る。
男の拳が玄関のドアに
すんごい音でぶつかっていく。
「チッ、避けんなよテメェ」
「いやいや、殴りかかるなよお前」
「テメェなんなの?なんでこの部屋に入ってくるわけ?」
「寮監のおっさんがここだって言ったからだろ」
「ア?ってことはテメェが、俺の同室者ってことか?」
「そうなりま…す…えーーーー」
やだあ!!!
こいつ見た目不良だもん輩だもんちょーこわいもん
やだああああ!!!!!
俺は目の前の不良と見つめ合う
「チ」
「「チェンジ」」
そんな制度はないやーーい、と
どこかでおっさんが叫んだ気がした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
5 / 44