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優しくない先輩
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「えっ、ほんまに特待生なん?外部性なん?学年主席なん?」
「疑い過ぎじゃないですか?俺頭いいですよ」
「なんかもう話し方とか雰囲気バカっぽいで君」
「それただの悪口ですからね!!!!」
風紀委員長さまは
お顔がキツネよりで
ヘッタクソな関西弁で
人を小馬鹿にしたような事ばっかり
いうことを除けば
涼しげなイケメンなんだけど可哀想。
「あ。ほら校舎ついたで」
「わ、ほんとだー。すげー。やっと先輩のことすげーって思えた、すげー」
「ぶっっっとばすで?」
「やぁだ先輩ったら冗談よ、ジョ、ウ、ダ、ン」
あっぶないあぶない
この先輩大人に見えて
沸点が低い
早めにハゲるとみた。
「君ちょいちょいしつれーなこと考えてるやろ」
「まさか!」
「…失礼なこと考えてる時俺のこと可哀想なもの見るような目で見てんの気づいてないんか?」
「やだ、俺見てました?もおー!先輩がかっこ良すぎるから見惚れちゃう」
頬に手を当てて照れたように顔を隠すが
内心バレていたのかと
顔面蒼白汗ダラダラ
「アハハ、次また俺の前でキショイことしたら、問答無用で反省文5枚書かせるで」
特待生が反省文なんか書いたら
特待生の枠から外されるんちゃうかなあ、アハハ
なんて笑ってる風紀委員長をみて
この人に逆らってはいけないと
脳内が警報を鳴らす。
「俺仕事大嫌いやねん。面倒ごとは頼むから起こさんといてな」
「俺も先輩のお世話になると考えただけで吐きそうなんでなるたけ平和に生きたいと思います」
「懸命やなアハハ」
「アハハハハハ」
こんなにギスギスした空気の中
校舎案内されるなんて
夢にも思ってなかったわ。
こんな事なら、キヨくん
置いてくるんじゃなかった!!!
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