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係り決め
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「えーーーあー、うんうん」
担任は教室に入ってきて早々
ぐるっと見回して
俺、その後ろのオカシーからの
キヨくんを見て盛大にため息をついた。
「俺に迷惑だけはかけないように、そうゆう感じの学園生活を心掛けてくださぁい」
気のせいかな、俺とずっと目が合ってる。
まさか俺に言ってる?
俺特待生だよ?
俺が問題を、起こすってこと?
無いね!
「心掛けてくださいね〜榎本くん」
名指しかよ!?
「アノォ…」
「岡島くんどうしたの」
「う、後ろが怖いので榎本くんと席を代わっていただけないかと…」
後ろ?
オカシーの後ろは
「チッ…」
き、きよたか貴様かアアアア!!!
「キヨくん、最低だよクラスメイトを威嚇するなんて」
「ちげぇよこいつが勝手に」
「言い訳良くないよ」
「えー、榎本くん榎本くん」
「はい」
「榎本くん、その生徒たちを震え上がらせる不良くんと仲良しなの?」
震え上がらせる不良?
キヨくん、君一体なにをしたの
「幼馴染ですから」
「榎本くんを生物係に認定でーすおめでとう〜そのどう猛な野生動物のお世話をお願いしまーす」
クラス中から拍手が起こる
待って、みんなキヨくんが
そんなに怖かったの!?
ていうか、生物係!?
野生動物!?
「仕方ねぇから丹精込めて俺の世話しろよ」
その扱いでイイの!?
キヨくん君にはプライドはないのかね?!
「やだよ!寮でもクラスでもキヨくんの世話なんてそれこそ給料でも発生しない限り!!」
「じゃあ榎本くんには、ご褒美として数学係にも認定します。やったね」
うっわ全然嬉しくない!
クソ!!言うなればクソ!!!
「俺が榎本の監視をして榎本が黒瀬の監視をして、世の中こういった感じのサイクルで回ってくことを学べ」
担任クソ!!!
「なんでもいいから席変われよはやく!!!」
「特待生かつ、全国模試1位かつ、入試トップのこの学年首位の俺が係2つとか!!!!!!おかしいだろおおおお」
「えっ」
俺の叫びに小さく
オカシーが反応する。
「榎本、お前…入試トップなの?」
「うんそうだよ」
オカシーったら
さっき自己紹介で言ったじゃん!もー。
俺頭いいのえへ。って、笑ったら
突然オカシーが俺の
胸ぐらを掴んできて
「てンめェェェェ!!!!!テメェのせいで俺がなんの準備もなく新入生代表挨拶させられただろうがアアアアアアアア!!!!!!1発殴らせろゴルァァァァァァ!!」
あなたが2位くんでしたかああああ!!!!
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