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頭のおかしいエセ
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主に副会長のせいで味のしない
晩御飯を食べ終え、
部屋に戻ろうとして俺は気づいた。
1人で帰れるのか?
俺は迷子だったんじゃないのか?
部屋男に導かれるまま
俺は食堂にたどり着いたのではないのか?
「うわああ…まずった…」
心の優しい誰かに
聞こうとは思ったが
副会長とご飯をご一緒したせいで
周りは俺を遠巻きに見ている…!
あの、あの腹黒のせいで俺は友達のワ!
を広げる道を失っている…ううぅ
猛烈に後悔している…
あいぽんちゃんを部屋に置いてきたことを…
ついでにキヨくんを置いてきたことを…
猛烈に後悔している…!!
空になった皿を
じっと見つめて絶望に浸っていると
周りが騒がしくなった。
副会長が来た時のような
ざわざわ…ざわざわ…
ひそひそ…ひそひそ…
待ってこんなドラマチックなことある?
まさか、俺のピンチを
チャンスに変える人物!?
信じてたよキヨくん…
幼馴染の力信じてたよキヨくん…
喜びでハグしたいよキヨくん…!!!!
肩に置かれる手。
振り向くとーーーーー
「まーきのっ」
ウワァオ☆
「は、花○類…」
「人の名前間違えるタァやっちまったなぁ、アサヒクン?」
伊井塚キサマァァァァァァァ!!!!!!
朝の仕返しか!?
仕返しなのか!?
案外というかまあ見た通りというか
心狭いなぁ!!!!!!
「あっは、君また失礼なこと考えてるやろ」
「イタイイタイイタイ!せんぱちょ、イタイ死ぬる!死ぬるって!!!!」
でました先輩必殺のアイアンクロー!!!
先輩のおててで
俺の顔が包み込まれてる!
アレ、俺って結構小顔?
やだ、うれしー
「な〜〜あ〜〜アサヒクン?俺さぁ、朝君になんて言うたか、もう忘れたん?またアホそうなこと考えてる顔してるけど」
「先輩の攻撃により思い出せないですね!これはむしろ先輩のせいでしょうね!!」
「ほぉ」
「う、うそうそうそうそ!!!!!!
先輩かっこいい!花○類と同じくらいかっこいい!」
「俺美作さんタイプやと思えへん?」
「ほざけ!!!」
ヤバいつい条件反射で
本心がぽろっとお目見えしてしまったよ!!!!
「なぁ、アサヒクン?俺言うたよね?面倒ごと起こしたらアキレス腱切るて」
「お前ほんとそれ犯罪イタイ!!!!」
頭蓋骨がミチミチ言ってます!
アイアンクローではならないような音です!!
「壁に穴あけたん、だぁ〜れ、か、なぁ〜?」
それは俺じゃない!
冤罪だ!!!!!!!!!
「俺じゃないし!副会長が、それはもういいって!!」
「ハ?副会長?なん?え、なんなん?副会長がええ言うたらええんか?俺があかん言うて、副会長がええ言うたら、それは副会長の方が君の中では通ってるん?俺の判断っちゅーのは、なかったことにされるん?君の中の副会長の格付けは俺より上なん?それは何判断でそうなってんの?」
え、やだなにこいつメッチャ怖い。
メッチャ喋るじゃん
つかなにこいつ
副会長地雷かよ!!!!!!
「榎本旭くん。風紀室までご同行願おうかね」
旭クン、逮捕されました〜〜
それでも僕は!!!!!
やってない!!!!
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