アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
傲慢な指先 4
-
一瞬、火花が散る。
目眩がするほどの質量感。狭い臀部の狭間をこじ開けて、一気にそれは穿たれた。
体内に完全に収まってしまった獰猛な凶器は、粘着質な音を立て、繋がる粘膜を押し拡げながら更に膨れる。
「ぐ……っ、ぁあぁ………っ!」
準備していなかった凪にとって、それはあまりにも酷だった。
下肢から拡がる鈍痛。全て咥え込んだ臀部の狭間は灼けるような熱を持ち、斎を締め付ける。
「おい…もう少し拡げろ」
「……っぅ、…は、………」
耳を噛まれ優しく舐められる。ぴちゃ、とした水音に、凪は身体をびくと震わせた。噛む強さが異なるのと比例して嬌声も異なる。
痺れるような愛撫に幾分緩むのを確認すると、体内に入った陰茎が抜ける直前まで引き抜かれ、一気に穿たれた。
「…ん……っ…ぁああ!やめ…ろ……っ」
背中が反り返り、汗が滲む。内臓を抉られるような圧迫感に眉を詰め、斎の熱い雄から逃れようと腰を引く。
「逃がすわけがないだろう?」
そう言うと、凪の薄い腰に腕を回し強く引き寄せると逞しく張った先端を更に奥へと進ませた。
「いた……っ!あぁああ───!」
粘膜が収斂して斎の肉をより一層強く締め付けた。そして、凪の身体は一気に力が抜けると柔らかなベッドへと沈む。
電気が走ったような刺激だった。
予想だにしていなかった強い快感に、腰をぴくぴくと痙攣させ、余韻に浸る。
「…くくっ…痛みでイケる質とはな…」
白濁をベッドへと吐き出し全身で息をする凪を見下ろすと、斎は凪の髪を引っ張り上げる。
「痛ぅ…っ、…は、…」
「ほら、最初の威勢はどうした?…もっと楽しませろ」
「…ぅぐ……ぁ、もう…離せ……っ」
目隠しの内側から、斎を鋭く睨む。
こんなにも自分勝手な行為を許せるはずもなかった。
「だったら」
斎のひやりとした声が耳に囁く。
「さっさと媚びて俺を満足させろ。……早く解放して欲しいんだろ?」
かぁっ、と顔に熱が集まる。
「っ…誰が…するか……っ!」
「それならじっくりと付き合ってもらうとするか」
「っ……!」
髪からようやく手が離されベッドへ投げられると、突然、目隠しが剥ぎ取られ目が自由になる。
しばらく靄がかっていた視界だが、部屋の暗さが相まってすぐに回復する。
凪は瞳を動かし、斎を捉えた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
85 / 125