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耽溺 3
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突然、奥まで突き刺さるように捻じ込まれた斎の雄に内璧がきゅうっと閉まる。
待ちわびた熱い質量に凪の眸は快楽で細まると、ゆるゆると小さめに律動を始める斎の腰に脚を絡ませる。
奥に刺さったまま小刻みに揺らされ、斎の雄を締め付ける襞は僅かな擦れにも敏感に反応し、凪は深い欲の谷底へ顛落していく。
「ぁ…っ、いつき……はぁ…だめ……」
凪は余裕が無さそうな斎を見て、嬉しく思った。先程まで冷たく放たれていた言葉もこの表情を見ると咎める気持ちにならない。
凪の視線に気づいたのか、斎が同じ様に見つめてきた。
その眸は強く熱い眼差しをしていて、どきりと胸が高鳴る。
――それはまるで、愛しい恋人を見つめるかのような眼差しのように思えた。
頼むから…そんな目をしないで欲しい……
錯覚してしまいそうになるから――…
「……凪」
突然降ってきた愛しい声は優しかった。
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