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一つに 2
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絶頂を迎えたひくつく淫猥な孔に、斎もまた快楽に顔を歪ませながら、最奥へと一突きして熱く大量の種を注ぎ込んだ―――
「ん……」
寒い空気が肌を撫で、身体が小さく身震いしたことにより目を覚ました。
窓が少し開いているのか、カーテンが僅かに揺れていた。
陽は完全に落ち、隙間から覗く空は暗色に染まっている。
「斎………?」
隣を見ると斎の姿はなく、シーツはひやりと冷たくなっていて、少し寂しく思う。
重たい身体を起こすと、新しいシャツを着せられていて、身体も綺麗に拭かれていることに気づく。
縛られていた腕はいつの間にか外されていて両手首を見るとくっきりと跡が残っていた。
「あいつ…本当最悪……」
そう口に出たけれど、斎が嫉妬によってここまで我を失ったのかと思うと嬉しいという気持ちの方が上回っていた。
大分、あいつに絆されたのかもしれない。
それでもいま寂しいと感じるのは、斎の熱がないせいだ。
あいつ…どこ行ったんだよ。
「……こういう時ぐらい隣にいろよな」
凪はぼそりと呟く。
「寂しかったのか?」
間髪入れずに投げかけられた声にびくりと身体を揺らす。
いつの間にか、ベッドの端に座り腕を組んでいる斎と目が合った。
同時に聞かれていた、と理解すると恥ずかしさに戦慄く。
「な……なんでいるんだよっ!どこから湧いた…!」
真っ赤に染まった顔は、ベッドサイドに置いてあるランプの淡いオレンジの光源だけでは分からないだろう。救われた、なんて思いつつ斎を警戒するように小さく丸くなる。
「俺の家だからいるのは当然だろ」
機嫌がいいのか喉を蠢かせながら笑う斎にどきどきと胸が高鳴る。
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