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お茶目なイタズラは蜜の味 1
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「…あ、れ………?」
もっと面白い顔してるのかと思っていたのに、当の本人はというと無表情なままで、どこか虚ろな眸をしていた。怒っているようにも見えるその表情に、もしや失敗したのだろうかと焦る。
「あ…の…その……なんていうか……なんちゃって……ははは」
乾いた笑いがしんとした部屋に響いた。
お茶目な冗談はネタにもならずに虚しく空気に溶けていく。
(なんだよ…!冗談通じないやつだなっ!)
斎がこんな反応だと、ただ恥ずかしいことを言っただけじゃないか。
そう思うと一気に体温が上がって恥ずかしさに顔を染める。
「だっ…だからっ!…冗談だって、――――」
斎の身体を押しやろうと、固く締まっている胸に手を当てると、その手を物凄い力で掴まれた。壁へと背中を押し付けられると強引に口唇が重なる。
「んぅっ……!ふ……ぁ…」
荒々しいキスが降ってくる。息をつく暇も与えないほどに忙しなく、巧みな舌遣いで、口腔を犯される。そんな淫猥な感覚に、中心が熱くなっていくのが分かった。
「っ……ふ……」
暫くしてようやく口唇が離される。
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