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動き出した気持ち 2
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斎の指は、核心に触れることはせず、クルクルと回りをなぞる。
「っ…、」
逆に中々、中心に触れられない指先が焦れったくなっていく。
再び熱く、朦朧とする意識。
凪の息遣いと時計の針の音しか聞こえない。
「い、つき…やだ…」
「ん?触って欲しい?」
「違…っ!やめろ…っ、…あぁ!」
突然、触れられなかった中心の突起に触れられたことにより大きな矯声が部屋に響き渡る。
「…可愛い声」
耳元で色っぽく囁かれる声にゾクリと背筋が震えた。
「ちょっ、!…あぁ、っ!」
凪の乳首を優しく触っていた指先が、急に
、キュ、と先端を摘ままれると、凪の身体が面白いほどに跳ねた。
「痛くされる方が好きなようだな」
クス、と微笑する余裕な斎。
斎は凪の反応を楽しむかのように、何度も摘まみ上げる。
その度に我慢していた凪の口から甘い矯声が漏れ出す。
完全に熱が引いていない凪の身体は、みるみるうちに体温が上がっていくのを肌で感じる。頬を赤く染め上げ、瞳を潤ませている凪の恍惚とした表情に斎の理性は徐々に崩されていった。
凪の着ているシャツを乱暴に捲り上げると、露になった白い肌に斎は目を奪われる。
傷一つ無い綺麗な身体は汗ばみ、艶を指していて、これ程になく美しい。
胸の中心にある淡いピンクの突起をヘーゼル色の瞳が捉えると、ソコに舌を這わす。
「っ、ぁあぁ…っ!」
舌先で凪の乳首を弄ぶ斎。
…あの時の男に舐められた時とはまた違う…
気持ち悪くない…寧ろ気持ちいい…。
優しく這わす、斎の舌に夢中になる。
身体の芯まで突き刺さるような快感は、凪自身を容易く熱くさせていく。
優しく舐めては時折、カリ、と甘噛すると敏感に反応する身体に斎は満足する。
噛まれたことによりビクン、と大袈裟に跳ねた凪の身体。
いきなり強い刺激を与えられ、まるで身体が喜ぶかのように大きく跳ねたことに、凪は羞恥に苛まれた。
凪は口元を手で押さえるとこれ以上、淫らな声を出さないようにと栓をした。
しっとりと汗ばんでいく凪のキメの細かな肌は、更に体温が上がっているのか、身体までも顔と同じ淡い赤に染まっていた。
ぼう、とした意識の中で斎に触れられる箇所だけがやけに神経が集中してハッキリとしている。
「噛まれて興奮したのか?」
斎が胸元から唇を離すと、凪を蔑むような、何処か冷たい視線を向ける。
その冷たい瞳を向けられドキ、と胸が鳴った。最初に出会った頃のように、その視線から逸らすことができなかったからだ。
「俺以外にこんな姿見せるな」
独占欲を露にした斎の瞳が暗く翳ると、更に荒々しく凪の乳首に噛み付いた。
噛まれる度に絶え間なく跳ね上がる身体。
身体の奥までズクン、ズクンと疼く熱が、凪の理性をも壊していく。
声を抑える為に口元に手をやったのだがまるで意味を為さない。
溢れるように小さく漏れだす声。
斎は、凪の既に主張している張り詰めた中心部に手を伸ばした。
「っ!…ひゃぁ、っ!? どこ触って…、っ!… 」
突然の下半身への刺激に凪は驚く。斎は手のひらを這わせるように擦ると、同時に胸の突起に強く吸いついた。
「あぁあっ!…ゃ、ぁ…っ!」
「はっ、乳首弄られただけで勃ったのか?」
「っ…お前の、せいだ、っ…お、まえが…っ、…しつこくするからっ、ぁあっ!」
「へぇ…」
フ、と意地悪な笑みを向けると、再び凪の身体を愛撫する。
上下からの刺激に、凪は息を荒げ徐々に目の前の斎をいけないと思っていても求めだす身体は、斎を既に欲していた。
もっと触ってほしい。もっと強い刺激がほしい。
貪欲になる情欲は凪の頭の中を支配していく。
それに気づいたのか、斎は凪が履いていた下着の中に手を滑り込ませると、大きくヒヤリとした手が凪自身を包み込んだ。
「は、っ…ぁあ!、い、つき…っ!」
ダイレクトに触れられたことにより射精感が凪を襲うが、きつく、根本を指で締められたことによりそれを阻まれた。
「んっ、あぁぁ………っ!……な…な、んで…っ」
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