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番外編※その後の二人
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何も言わないで気持ちが伝わる訳がない。
何十年も寄り添った夫婦ならまだしも出会って半年ほどしか経っていないのだ。
歩は何も言わずいつもニコニコ幸せそうだったから、何も言わなくても分かっていると勘違いしていた。
腕の中で小刻みに震えている愛しい人の耳元に唇を寄せる。
「ごめんな…不安にさせて。
大丈夫だよ 俺は歩にベタ惚れだからさ」
あやすように背中をトントン優しく手のひらでさすると震えが少しずつ治まっていく。
頬を両手で包み込み瞼に、頬にと触れるだけのキスを落とす。
その流れで自然に唇同士が引き寄せられたように合わさる。
口を開いて二宮の舌を招き入れる歩。
舌が絡み合い、吸われ、鼻から抜けるような甘い声がする。
二宮は一度歩から唇を離す。
歩はすでに深いキスにフワフワして目がとろんとしていた。
二宮は歩の右手をとり自分の下腹部に導く。
「ぁ…」
思わず歩が声をあげた。
そこは既に形を変えスエットを押し上げている。
「俺いつもこんなんだよ。笑っちゃうだろ?
歩に触るだけで欲情してた。
好きじゃなきゃこんなに反応しないから」
二宮は優しく笑いながら歩の手を解放する。
「不安…とれた?」
二宮の問いに少し考えて頷く。
「シテもいい?」
迷わずコクコク頷く。
可愛いすぎだろ。こんな可愛いお誘いに断る理由なんてない。
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