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番外編※その後の二人
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一本いれ、馴染ませればまた一本指を増やす。
その度に歩は異物感と圧迫感で顔を歪ますが最後まで否定的な言葉は言わなかった。
充分に解れた蕾にいよいよ挿入しようと二宮はコンドームの袋に手をかける。
その手を慌てて掴む歩はなぜかもじもじしている。
「あっ、あのねッ、来る前にね、
ちゃんと綺麗にしてきたから、大丈夫だよ」
その意味が分からず首をひねる。そんな二宮に焦れた様子で
「だからっ、初めてはッ…何も着けてない二宮くんがいいッ」
身体までうっすらピンクに染めてふるふる睫毛を震わせる愛しい人に堪えられなくなる。
「―――っとに、お前は…!」
可愛いくて愛しくて嬉しくてしょうがない。
どこまでこの愛しい人は自分を煽るのか…
抱き合いながら念には念を、とジェルを塗りたくった自身をゆっくり埋めていく。
散々視覚から刺激を与えられて先端から涙を流していた二宮の息子は挿入と共に射精してしまったが若い身体はすぐに強度を取り戻す。
芯を保った幹はそのまま最奥を目指した。
華奢な身体を抱き締めて汗で額に張り付いた前髪を掻き分ける。
「歩…全部挿ったよ」
「ホントに…?」
目の縁に生理的に浮かぶ涙を拭うと幸せそうに歩が笑う。
「これで歩の全部は俺のものだな」
二宮が笑うと歩の中がキュッと締まる。ただでさえ歩の中は熱くうねるように絡み付いてきて気持ちがよかった。気を抜いてまた放ってしまうところだった。
「…っぶねー」
「だって…いま…心臓、キュンってなっちゃった…」
紅潮した頬に潤んだ瞳。
この表情は腰にクる。
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