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番外編※その後の二人
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キュンキュンどころか、心臓を鷲掴みされているのはこちらの方だ。
中を激しく突きたい衝動に駆られながらも抑え込み、慎重に「動くぞ」と歩に声を掛けた。
ゆっくり律動を開始すると下からは甘くて可愛い声が淫らに喘ぐ。
二人の腹の間で擦れていた歩自身にも指を絡め上下に扱くと一際甘い声が室内に響く。
滴る汗が、甘い吐息が部屋の温度を上げていく。
初めての歩のナカは予想以上によかった。
理性なんかとっくに吹っ飛んでいた。
最初こそ歩の身体を労っていたが煽られまくりタカが外れてしまった。
何度体位を変え、欲を放ったか分からない。
底無しの欲望に二宮も驚いていた。
この気持ちを何と呼べばよいのだろう。
愛しくて、暖かくて、幸せで…
好きなんて言葉じゃ言い足りない
空が白みがかり外からはチュンチュンと鳴く声が聞こえてくる頃、
ようやく二宮も歩の中から離れて白濁まみれの身体をかいがいしくタオルで拭いていた。
所々、カピカピに乾いて皮膚にくっついているのを丁寧に拭き取る。
歩はベットの上で仰向けになりながらされるがままで薄い胸を大きく上下させている。
どうやら指一本も動かないようだ。
その顔は疲弊していたがどこか幸せそうだった。
まるで童貞のように抑えきれずがむしゃらに抱いて無理をさせてしまった。
二宮は反省していた。
「二宮くん」
不意に名前が呼ばれて歩に顔を向ける。
「気持ち…よかった…かなぁ?」
いまだ情事のあとの余韻で色っぽさを残している。
特有の気だるさからか呂律が回らず声も少し掠れている。
沸々と再びもたげる欲望を落ち着かせ、二宮は頷いた。
「……茜ちゃんよりも?」
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