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お泊まり8
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「いや、着替えもないしヤナんちも知らないし。
それに家の人も迷惑だろ」
「ふっふーん。
一人暮らしだから問題なし!
着替えも貸すし、いるものはコンビニで揃えればいいしねー」
「いや、でも…」
「けーとはいやとかでもとかばっかり!
来たくないならそう言って?
でもそうじゃないなら、けーとからも少しはこっちに近づいて来てほしい。」
たしかに柳の言う通りかもしれない。
俺、諦め早いし。
やる前から諦めて後悔するより、やって後悔する方がいいって言うしな。
よし!
覚悟を決めて!
「…うん。わかった。
ヤナんち行くよ」
「え。まじで?」
「え?」
なんでそんなに柳がびっくりしてるの?
どういうこと?
「…まさかほんとに来てくれるの?」
「え、うん。
そのつもりだけど……ダメなのか?」
それを聞いた途端、柳はぱぁっと顔がキラキラしたように見えた。
幻覚かな?
目をゴシゴシこすっても柳はニコニコ笑っていて、とても嬉しそうだった。
「ううん!
めっちゃ嬉しい!
けーとありがとっ」
なんか俺がお礼言われてるけど?
なんでなのかな?
「いや、泊めてもらうんだしよろしくな」
「っうん!」
柳は見た目のチャラ男さからは分からないけど、意外とかわいいな。
ほんとに嬉しそうだから、俺も少し嬉しくなった。
「俺も行くよ」
「は?」
「俺も」
「えー!?
俺とけーとだけのお泊まりなのにー?」
「蒼馬、抜けがけはダメなんでしょ?」
熊崎は柳に向かってニコッと笑った。
なんか怖い。
「うーん、まあしょうがないか。
けーとはこの2人がいてもいい?」
「あー、うん。
俺は別にいいけど。」
「じゃあ、決まりね!」
気付けば3人とも嬉しそうだった。
泊まりが久しぶりで楽しみなのかな?
3人はほんとに仲良いんだなー。
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