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お泊まり17
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「あああああ!
3人は男が好きなの?」
………
何を言ってるんだ俺は。
あまりにも焦りすぎて恥ずかしすぎて、いきなりこんなことを言ってしまった。
俺もびっくりした。
もちろん3人もびっくりしてる。
申し訳ない。
「あ、言いたくないならいいから。
突然ごめん」
焦ってはいたけど、そう付け加えた。
「ふふ」
え?
「圭、さっきのキスのことは聞かなかったことにするね。
嬉しかったけど。」
熊崎はそう言ってニコッと笑った。
俺はまた顔が赤くなったのが分かって、それも恥ずかしかった。
しかもキスって強調してた。
もっと恥ずかしい。
「ていうか俺らが男が好きかって?
そんなわけねーだろ」
「ぐぇ」
元橋に顎を掴まれて変な声出た!
なんですぐ掴むかなー?
「うーいたいよー」
素直に痛いことを元橋に伝えると、元橋はピタッと動きを止めた。
?
どうしたんだろ?
「舌ったらずなのも、うるうるしてるのもかわいいな」
っ!!!
そう言って元橋は顎を掴んでいた手を離して、俺の目元をそっとなぞって少し笑った。
触り方がなんかヤバいよ!
そして笑うのやめて!
「けーと、俺らは男が好きなんじゃないよ。
3人とも、もともとは女の子が恋愛対象だったしね。
けーとだから好きになった。
だから俺らにとってはけーとだけが特別なんだよ。」
柳が真剣な顔してそう言った。
あああああ聞かなきゃよかった!
めっちゃ恥ずかしい!
でも嬉しい…。
俺だから好きになってくれた…
そう言ってくれたことに、素直に嬉しいと思った。
「ヤナ、ありがと。
嬉しい…」
照れながらも、ヤナを見てちゃんと口に出してお礼を言った。
そのあとしばらく沈黙が続いた。
あれ?
ヤナ全然しゃべんないけど、俺なんかやらかしたのかな…?
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