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図書委員9
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そのまま委員会は終わった。
柳のおかげで目立ってしまった!
いや、隣に熊崎いるだけでもう目立ってるか。
はぁ。
「圭斗」
「あ、片野先輩」
「当番増やしちゃってわるかったな。」
「いえ。
当番が増えても増えなくても図書室にはたぶん行くと思うんで、ついでってことで。」
「そう言ってもらえると助かるわ!
ダメなときは連絡して!」
片野先輩は携帯を手にそう言った。
「はい。もしダメな時があったら早めに連絡します」
「おー。じゃまたな。」
「お疲れさまでした」
片野先輩は片手をひらひらさせて図書室を出て行った。
かっこいいなー。
いちいちかっこいい!
1年のころからずっと憧れてる人なんだ。
男前だなー。
「圭?」
「ん?」
「けーと」
「んん?」
熊崎と柳が俺の顔を覗き込んでいる。
なんだ?
てゆうか柳には文句を言ってやらなきゃ気が済まない!
「おい!柳、お前ふざけんなよ!
あんなに柳とやりたい人がいたのに、なんで女子とやんねーんだよ」
「やることわかってる人がいいって言ったでしょ?
それが2年ではけーとだけだったって話じゃん。」
「いや、…そうかもしんないけど。女子とやった方が楽しいだろ?」
「うーん。どうかな?
まあ俺はけーとと仲良くなりたかったからねー。ラッキーだったなー。
…てゆうかヤナって呼ぶんじゃないの?」
仲良くなりたいもんかね?
こんな平凡と?
変わった奴だな。
それよりも完全に忘れてた。
ヤナって呼ぶんだったわ。
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