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図書委員11
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「だ、れ?」
誰なんで聞かなくても分かってる。
だけどなぜか口から出てきた言葉は誰?だった。
「元橋平介」
…うん、知ってる。
誰?って聞いた俺が悪いけど、名前は知ってんだよ。
3大イケメンだろ?
それよりも俺苦しいからもう離してほしい。
「へーすけ、けーとが苦しそうだけど」
柳ありがとう!
お前のこと嫌いになりそうだったけど、今ので少し好きになったよ!
いや、ほんの少しだけどな。
柳の言葉を聞いて元橋はパッと俺の襟を離した。
「うぇ」
また変な声出た。
恥ずかしいんですけど。
「圭、大丈夫?」
「う、うん。」
熊崎は心配してくれるいい奴。
しかし襟を離された後、今度は元橋に頭を手で掴まれている。
これはいったいどういう状況?
「いたっ、痛い痛い痛い!
手離して!頭痛い!」
我慢できず思わず声が出た。
元橋の力が強すぎて、頭が潰される。
「圭斗」
元橋がなんか言ってる。
てゆうかとにかく頭離して?
まじで頭潰れる。
「圭斗」
あ、俺の名前だ。
さっき出逢ったばっかなのにもう呼び捨てにされてる。
それよりも柳といいなんで俺の名前知ってる?
元橋の場合は、熊崎と柳が俺の名前が呼んでたからかな?
てか元橋の声で言われると俺の名前がめちゃくちゃいい名前に聞こえる。
「なんですか?」
「帰るぞ」
「は?」
ちょ、ちょ、ちょっと待って!
どうゆうこと?
もう少し会話をして!お願いだから!
あ、でも頭掴んでた手を離してくれてありがとう!
「へーすけ、それじゃけーとがかわいそうなんだけど。」
「なんで?」
「なんでって。
まあいっか。けーとかーえろっ」
楽しそうな柳。
はてなマークの元橋。
(顔は無表情だけど、たぶんはてなマーク飛んでるはず)
隣で大丈夫?って俺のことを心配している熊崎。
ずいぶんわけのわからん展開になってきたな。
俺どうしたらいいのかな?
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