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お友達3
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家を出て電車に乗り学校の最寄り駅についた。
「圭斗!おはよ」
「あ、おはよ」
トモはもう着いていたみたいだ。
あれ?
紗世ちゃんもいる。
相変わらずかわいいね!
「圭斗くんおはよう!」
「おはよ。
なんか邪魔しちゃってごめんな。
俺、紗世ちゃんくるの知らなくてさ。」
「…え?う、ううん。
久しぶりに圭斗くんに会えて嬉しいよ」
紗世ちゃんは顔を真っ赤にしている。
ほんとに邪魔だったみたい。
トモだけだと思ったからいいよって言ったのに!
紗世ちゃんもいるなら2人だけで行けよ!
「わり。
紗世とケンカした?なんて言うからー。
まあ紗世がいること言うと圭斗遠慮するからさ、言わなかったわけ」
「はぁ。
邪魔したくないっつったろ。」
「まあまあ。たまにはいいじゃん。」
「みつくん、圭斗くん困らせたらダメだよ」
紗世ちゃん天使!
俺のこと邪魔だと思ってても天使!
「てか圭斗、王子と仲良くなった?」
「王子って、熊崎?」
「うん」
「仲良いっていうかちょっと話すくらいだよ」
「えー!王子と話せるだけですごいよ!」
紗世ちゃんが興奮してすごいすごい!と騒いでいる。
なにがすごいの?
「王子はね、身内とか近しい人じゃないとまず自分からは話しかけないしね。
仲のいい人以外にはあんまり笑ったりしないの。」
え?
でも初対面の時からけっこう話しかけてきたし、笑ってたような?
気のせい?
「熊崎くんも柳くんも元橋くんも、スポーツ万能、成績優秀、身長もみんな180㎝越えてるし!
みんなかっこいいよねー」
……おいおい、紗世ちゃんそれ彼氏のトモの前で言ってもいいやつなのかな?
「紗世…」
「あ、ごめん。
私にはみつくんが1番だよ!」
紗世ちゃんは恥ずかしそうに下を向き、また顔を真っ赤にした。
…ラブラブかよ。
目の前でイチャイチャすんのやめてくんないかな?
「もうっ先行くわよ!
あなたたちのイチャイチャなんて見ていられないわ!」
おネェになったけど別に気にしない。
彼女ほしくなるからイチャイチャを見るのはつらい。
「あ、圭斗!」
トモなんかシカトだ!
もう知らん。
わざわざ見せつけやがって!
許せん。
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