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勉強会12
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「え、いや。
別に今日は数学のテストが近いからやってるのであって。」
「あれ?
でもテスト前はこれからも俺んちでやるって約束したよね?」
「え?」
「忘れちゃったの?」
また熊崎はしゅんとなった。
う、俺が悪いか?
忘れてるわけじゃないけど、このままじゃ3人に教わる流れになりそうだから。
「………覚えてます」
しかしやっぱりイケメンには勝てない。
「じゃあ得意な科目をそれぞれ教えて、それ以外はみんなで教えよう!
それでいいよね?けーと!」
「………」
「圭斗?いいよな?」
「う………」
「圭だめかな?」
「…………うー!
もう分かったよ!」
みんなそれぞれ俺が納得したのを見て、安心したような嬉しそうな顔をした。
「てかなんでそんなに教えたがんの?」
「そりゃ、けーとと少しでも一緒にいたいからでしょ」
「は?」
「圭と一緒にいるの楽しいし」
「圭斗は嫌か?」
「……………」
なんだこれ?
なんの罠だ?
イケメン3人に囲まれて俺は何をしてるんだ。
てかこの3人は何を言ってるんだ。
そしてその甘い顔はなんだ。
そういうのは女の子の前でやる顔だろ?
イケメンの無駄遣い!
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