アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
お出かけ9
-
「てかここどこ?」
今更だけど、俺と裕矢はどこに連れてこられたの?
「けーといまさらだねー」
柳が楽しそうにケタケタと笑っている。
たしかに俺もそう思うけど。
「公園。遊ぶとこもあるし近くに休める場所もある。
…圭斗、あとで一緒にゆっくり休もうな?」
「………」
…元橋の色気がすごい。
そんな色気ふりまいてどうすんのよ。
そういうのは女の子にやると喜ぶのに。
少しの間ボーッとしていると裕矢が俺の手をぐいぐい引っ張ってきた。
「兄ちゃん遊びたいっ!」
「だよな。
ごめんごめん。
じゃあ一緒に遊ぼう」
「うん!」
裕矢と手をつないで、俺はあの3人の前を歩いている。
というか裕矢にぐいぐい引っ張られている。
それに3人がついてきてるって感じ。
あれ?みんなで遊ぶのかな?
「兄ちゃん何して遊ぶ?」
「裕矢はなにがしたい?」
「鬼ごっこ!」
お、鬼ごっこ…
公園きて鬼ごっこって。
遊具で遊ばなくていいのか?
まあ裕矢がやりたいならいいか。
てかそんな体力ねーけど…
「じゃああの兄ちゃんたちも誘おうな」
俺の言葉に、裕矢は後ろを向いてさっそく3人に声をかけている。
3人は頷いている。
きっと鬼ごっこやってもいいよ。ということだろう。
「あ、裕矢が1人だと危ないかもしんないから、俺と裕矢はセットでもいい?」
3人が裕矢から目を離し俺を見た。
…そんな一気に見られると怖いんですけど。
「いいよ。
なら最初の鬼は、圭と裕矢くん以外だね」
熊崎の言葉で3人がじゃんけんをし始めた。
どうやら負けたのは元橋みたい。
「最初の鬼はへーすけです!
ではみなさん逃げましょう!」
柳の言葉を合図にみんながバラバラになった。
鬼ごっこと言っても、すぐ合流できるように範囲は狭くしてある。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
51 / 94