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驚く。
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「じゃあ俺でもいいよね?」
「⋯ぁ、」
「下川、嘘つくの下手なんだから否定しても無駄だよ」
なんだ、これ。
怖い。
「ほ、ほしくん⋯」
「そんな顔するなよ。誰にも言ったりしないから。
⋯言うこと聞いてくれれば、ね。」
一気に視界が暗くなる。さっきのように、何かされるんだろうかと怖くなりぎゅっと目を瞑った。
その瞬間、まぶたの向こうがビカッときつく光り、同時にフラッシュ音が鳴った。
恐る恐る目を開けると、数分前と同様にカメラを構えた星くんがいた。
「⋯っあー、今のすごく良かったよ。エロティックでいい味出てた。もっかい目開けたバージョン撮っていい?」
「⋯⋯いや、あの、」
「その涙目すごくいいよ。その目でこっち見て、」
「星くん⋯」
「あ、びっくりした?ごめんね、こうした方が効果的かなって思って。その結果こんないいのが撮れたんだ。下川はすごいね。」
「⋯うん」
ほんと、びっくりしたよ⋯あと事前に言っといて欲しかったよ心臓に悪いよ。
「あ。もうすぐチャイム鳴るな。今日はこのくらいにしとこう。」
「服着てもいいかな⋯」
「ああ、ごめんごめん。寒かったよね。あと下川肌スベスベでびっくりしたよ。」
「⋯そう」
なんというか、時間が凝縮されてたよ。とても濃い一瞬だった。
シャツのボタンを留め、ネクタイを締め、ブレザーを羽織り星くんと一緒に保健室を出た。
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