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やさしさ
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僕がなきやむまでずっと抱きしめてくれた。
すごく、優しい人なんだろうな。
見た目はちょっと怖いけど。
「悠。」
「?」
なんだろう。暁さんは今キッチンにいる。
呼ばれてキッチンに行くと美味しそうな卵のおかゆ。いい匂いがする。
きゅるるる……。僕のお腹がなる。
「!あっ……」
そうだ。僕昨日から何も食べてない…。逃げた日もお水しか飲んでなかったし…。
ちょっと恥ずかしい。
「ぷっ…ちょうどよかった。これ、食べていいよ。」
今暁さん笑った……。笑われた…。恥ずかしい。
「笑わ、ないでくださいよっ」
「いやぁ、タイミング良すぎだなぁって」
それよりも、ほら。
と言っておかゆを渡してくれる。
「いただきます…」
スプーンで一口食べてみる。
……美味しい!
暖かくて、柔らかくて食べやすい。味付けもコクも薄くもなく……。
「美味しい?」
「はい!」
よかった。と暁さんは僕の頭をポンポンする。
……嬉しい。
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