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2人きり
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暁さん……!
コンビニ行っちゃうんだ……。
てことは、この人、ゆうなさん?と2人きり…?
「ねぇ。」
!
な、なんだろう……?
「は、は…い……」
「なんでそんなに怖そうな顔するのよ。」
だって、知らない人こわい……。
はぁ。優奈さんがため息をつく。
「名前、悠だっけ?」
こくり、と頷く。
名前は悠。
「えっと悠くん?はお兄ちゃんとどんな関係なの?」
どんな関係?……何だろう。
考えてもわからないし……。ただの迷惑な人?
いそうろう?とか……
「お兄ちゃんの子供?」
子供?!違う!
僕は首を勢いよく振る。
「違うの。へー。じゃ、何?」
何、だろう?
「暁さん…は、僕を助けてくれた……です…」
これが一番しっくりくる。
でも、助けてくれたって言っても目的?分かんないし、なんで拾ってくれたんだろう?
「怪我とか?悠くん?は、包帯つけてるし。」
包帯……。そっか、怪我してたんだっけ。
痛みなんて、忘れてた。
「なるほど、なんとなく分かった。いろいろ質問してごめんね。」
そう言って優奈さんはドアに入っていった。
そっか。僕は安心してたのかな。
辛い痛みも忘れるくらい。
暁さんのことを。 怖い、信用できないって言っていたけど、本心では暁さんのそばにいて
安心してたのかな。
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