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甘い
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チョコレート……
渡されたものをじーっと見つめる
「チョコレート、知らない?」
……。頷く
「そっか…。えっとな、この銀紙を外して、ほら。」
銀色の紙の中には茶色いもの。
口のそばに持ってこられたけれど食べ物なのか分からない。
「ほら、食べてみな。」
ほんの少し、端っこだけをかじって見る。
すると、口の中でとろ〜りと溶ける。
そして、甘い味が口の中で広がる。
「!!!」
チョコレートをじっと見つめる。
見た目はあんまり美味しくなさそうなのに…。
「美味しい?」
暁さんの言葉にすぐ頷く。
甘くて、美味しい。
「よかった。この銀紙は食べちゃだめだからな。寝室にいて。」
そう言って暁さんは優奈さんのいる部屋に入っていく。
僕はとぼとぼと寝室に入る。
チョコレートを持って。
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