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再開
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「久しぶり、悠」
……
「……お父……さん…」
たったの2日3日、考えてみるとたったそれだけしか離れていない。
「おかえり、どこ行ってたの?探したけど見つからなかったんだよ?」
どこ行ってた?……言えない。行ったらころされちゃう。
「おそと……。」
「うん、外だよね。でも外の誰の所にいってたの?」
「……ひとり。」
暁さん、そう言えない。言ってしまったらきっとお父さんは暁さんをころしちゃう。
「1人で2日3日耐えられんのかな?怪我も治療されてるし。話さないと痛い、するよ?いいの?」
痛い……。痛いのはやだなぁ。でも、暁さんが痛い、は、もっと嫌だ。僕を、助けてくれたいいひとだもん。
「ほんとに……ひとりっ……」
「頑固だなぁ。悠はもっと素直だったよね。この2日3日の間に何があったの?……まあいいや。とりあえずいつもの部屋、居てよ。」
すぐ行くからさ。と言ってお父さんはリビングに入っていく。
いつもの部屋……。二階の三つ目のドア。
ゆっくり2階に上がっていく。ドアは沢山ある。その3つ目……。
「ここ……?」
ここかな?と思ってドアを開けるとベッドとソファー、テレビ、タンス。至って普通の部屋。でも、ベッドの上にカメラが置いてある。
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