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苦しい、痛い
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「ん、んぁ、んぐぁ、、」
息、でき、ない。苦し、い。
「苦しい、悠?」
お父さんの問いかけに必死に首を縦に振る。
「そっか、まあ首絞めてるし、苦しくないわけないか。」
ググッ。また力がこもる。
「ん、ぁ、ぐる、じ、」
苦しい、息できない。空気、欲しい。
「やめ、て、はなじ、で」
そろそろ頭がぼーっとしてくる。口に入ってる布と、首を絞められてるせいで声は掠れて小さいけど、必死にやめてと訴える。
脳に酸素が回らなくなる。意識が朦朧とする。
「そろそろやばいかな。」
ふっと首から力が抜ける。
「ーっ、ごほっ、ごほごほっ、!!!」
一気に酸素が入ってくる。
「ー、はぁ、はー、はぁっ」
呼吸が乱れる。苦しい。
「これからどうしよっかな。あ、そうだ…」
ピー、ピー。
お父さんが話しかけると同時にお父さんの携帯電話が鳴る。
「ちっ、なんだよ……」
ほっとする。多分お仕事。お仕事だと、お父さんはお家からいなくなる。痛くない、苦しくない。
お願い、お仕事の電話であって……。
「はい、分かりました。」
電話が終わったみたいでちらりとこっちを向く。
「お仕事入っちゃった。……だから続きは明日、ね?今日できなかったことは明日のお楽しみ。夜まで帰れそうにないから。」
仕方ないと、
お父さんが手足の鎖を外す。代わりに両手足に革のベルトを付けられる。
「これね、GPS、入ってるから。強度もそこそこ。くれぐれも逃げようとはしないでね?……逃げたら、わかるよね?」
コクリと頷く。きっと、もっと痛いから。逃げたいけど逃げられない。
「窓も鍵付けてあるし、窓の鍵は僕が持ってるし、ドアは閉めてくでしょ……。」
確認している。前回よりもガッチリしてる。
「またね、明日、楽しみにしてるよ?」
そう言って部屋から出ていく。カチャンと鍵の閉まる音。
明日は痛いのかな、辛いのかな。
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