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「実は、イチゴも、軽く水をはったボウルの中に洗剤入れて、その中にイチゴ入れて、洗う。 そうすると、ワックスっぽい物が取れて、良い感じで食えるんだよ? レモンの他は柑橘類は全て洗った方が良いし。 天然のワックスなんだけど、軽く洗う方が良い感じっぽいよ?」
「へぇー!! 面白いです。 次は洗ってから食べてみますね♪」
「うん。 そうしてみてよ♪」
・・・だから、ドコの井戸端会議なんだか。
マネージャー達がそんな事を話してる間に、選手達はウォーミングアップも終わり、走り始めていた。
綾人と涼も中等部の先輩方に着いて行くが、軽く流してる感じらしく、次第に物足りなくなり、すぐ側で一緒に走ってた如月達に声をかけた。
「キョーちゃん先輩。 俺達、物足りないです。 強化選手は少しだけ早くても構わないんですよね? ちょっとスピードアップしませんか?」
と、涼が言い始めた。 それに了承した如月達は
「うん、構わないよ? なら着いて来てね? 行くよ?」
と言うなり、すぐにスピードアップして、走り出した。
即、反応した涼と綾人は、互いにアイコンタクトして、如月達に着いて行く。
森の中の、石畳で整備された道は思ったよりも走り易かった。
森林浴も兼ねている事もあり、軽いランニングなら、途中で深呼吸しながら、いつまでも走っていられるだろう。
だが綾人と涼は強化選手の為に、下半身を鍛える為に、パワーアンクルを腰や足首に着けて走っている上に、他の選手達よりもダッシュやジグザグ走り等、走り方を変則的に替えながら走らなくてはならない。
だが、この2人。 まだまだ考えながら走る事が出来る位は余裕綽々だった。
(この森、絶好なランニングコースだな。 また夕方走ってみるか)
と涼は思い、綾人は
(このコースを走るの、超気持ち良いなぁ! 涼誘って夕方走るかなぁ?)
等々。 この2人は以前から仲間内では似てないけど似た者同士と呼ばれている。
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