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それから2人は他の部員達にも可愛がられ、尚且つ他の新入部員達とも仲良くしていた。
実は他の生徒達には、美形2人と密かに噂されており、その動向が速報されていた。
ただ、部活内は掛け持ち禁止な為に、2年や3年の生徒が入る事は難しくなっていた。
しかも、このバド部は出る大会には毎回上位入賞者が出ており、卒業生には知る人ぞ知る有名人も何人かは居る。
にも関わらず、部内は和気藹々としていて、運動部特有の上下関係はそれほど厳しく無い。
そんな部内で、2人はのんびりと、だが少しずつ上達していった。
「そうそう!その調子だ!上手い上手い。」
と部長からも誉められる2人は若干照れてしまい、ラリーの手が何故か止まってしまう。
「だから何で2人はソコで照れるのぉ!?(笑)」
と他の部員に突っ込まれて、遊ばれていた。
それを見ていた、卒業生でコーチをしてくれて居たOBが側に来て
「2人はダブルスに興味ない?」
と話しかけて来た。
「あります!実は以前2人で組めたら良いね、と言ってたんですよ~♪」
と綾人が言うと、涼も
「はい!俺もダブルスしてみたいですねー♪」
と言うと、他の部員も
「2人で組んだら、とりま俺達と練習する?俺達もダブルスだし♪」
と2年生が言って来た。
綾人は
「キョーちゃん先輩とゆーちゃん先輩は抜群の安定感あるじゃ無いッスかぁ~(ToT)」
と泣き真似。
ゆーちゃん先輩と呼ばれた生徒が
「そんな事………………あるぞ?」
と言って、ニヤッと意地悪く笑う。
それを見た綾人は
「涼~~~~(TT)
ゆーちゃん先輩がいぢめるぅ~~~~~(。´Д⊂)」
と泣きつき、涼はそんな綾人と抱きしめて、頭をヨシヨシしては
「ゆーちゃん先輩、また遊んでますね?」
とこちらもニヤッと笑う。
それを見ていたキョーちゃん先輩と呼ばれた生徒は、やはりニヤッと笑い
「遊ばなきゃな♪でなきゃいぢりがいが無い!」
と言って、皆で笑いあう。
それをやはり見ていたOBは、内心
(今年は当たり年だなぁ~♪)
とほくそ笑んでいた。
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