アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
14
-
皆それぞれに親衛隊が付きそうな奴等だが、断りまくっていた。
因みに綾人だけは、鈍感なので、分かっていない。
皆で仲良く食事していると、話題は前日の2人のダブルスの事に。
「2人共、すっげぇよな!? あの先輩2人相手に負けて無かったしさ!」
と誰かが言えば、他もそうだよ!と同意する。
「もう少し体力的に鍛えたら、先輩達にも勝てたりするかもよ?」
とまた誰かが言う。
それにも皆が頷く。
綾人は皆の言葉に照れながら
「えー!? そんな事無いよぉ……。 やっぱり先輩達に着いて行けなくて、意地で続いてた様なモノだもん」
と謙遜しまくる。
そんな綾人に皆が悶えていたら、先輩達の声が頭上から降ってきた。
「取り敢えずは佐伯もだが、皆が体力不足だから、今日の部活は外周からだよ?」
と……。1年生皆がピタリ、と止まり、おそるおそる声のした方を向くと、そこに居たのは部長。
慌てて席を立ち、皆で
「お……おはようございます……」
と頭を下げた。それを目の当たりにした部長は笑いながら
「はい、おはよー。皆元気だし、仲が良いよね(笑) で? 皆は昨日の2人の事言ってたのか?」
と聞くと、皆が無言でカクカクと頷く中、綾人は
「皆が凄いって言うけど、僕は他の3人に釣られた様なモノなんですよねー。なのに皆が……」
と謙遜する。部長は内心
(多分コイツらは鍛えたら、下手したら如月と佐藤ペア以上に化けるかもな♪)
と思いつつも、兎に角後輩達が立ったままで、食事が終わって無いので、座る様に言う。
「もし今日、このまま天気が崩れなければ、外周行く。だから始まる時間迄には、皆ストレッチはしとけよ?」
と言うと、皆がハイッ!と元気良く返事する。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
14 / 35