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「お、戻ったか。 どれ、見せてみな?」
と言われ、アンクルを装着した所を見せる。
「うわ、お前達、5キロを付けてたのか? なら、今腰は計8キロか!?」
「はい、そうです。 けど多分これでも動けると思いますよ?」
と2人が当たり前に言う。
その場で駈け足足踏みをして見せたり、ちょっと離れて軽くダッシュをして見せたりする。
大丈夫な様なので、コートに戻らせて、更に練習を重ねる。
コーチは携帯を取り出し、大学側のコーチに連絡をして、無理そうなら+3キロ追加した方を外して、練習させる様に言われた。
だが、思いに反して、案外2人は大丈夫そうに、難なく練習をこなしていた。
結局そのまま練習をさせ、14時50分になった所で今日は終了となり、皆で片付けや掃除をして、ミーティングを行った。
「今日は午後からお疲れさん。 明日からは卓球部と1日おきの第2体育館を全面的に使っての練習になる。 明日は卓球部が使うから、バド部は外でランニングとか、色々な事をする。 帰省する予定がある者は早目に教えてくれ。 明日9時迄には着替えて外を走る格好で、この第2体育館の外に集合してくれ。 では解散」
「「「あざっしたー」」」
そこで高等部の先輩達と別れて、各自部室で着替えてから寮に戻る者、そのまま寮に帰る者、それぞれに別れて、わらわらと行動する。
綾人と涼はそのまま部室の荷物を持って、寮に帰る途中、コーチに呼ばれて、また眼前に行った。
「お前達は今日から、そのアンクルを付けたままで生活出来るか? 出来れば寝る時と風呂以外は付けてて欲しいンだが」
と渋い顔で言われて、2人は互いの顔を見て、了承した。
「仕方ないけど、これも下半身強化に繋がるから、なるべく頑張って欲しい。 もし、あせもが出来たら、薬があるから、ソレを塗れば、多少は楽だからな?」
「「はい!」」
やっと解放されれば、他には部員が居らず、薄情者ー(;>_<;) と騒ぎながら寮に帰る。
だが今の季節は夏で、まだ外は明るい。
体育館を出て、戸締まりはしなくても良い為に、取り敢えず中等部の部長に連絡して、体育館を出た事を伝える。
この学園内に、体育館を悪用する人は居ないが、万が一を考えて、各部の部長が職員室の顧問に連絡が終わった旨を伝える。
すると、先生がガードマンに連絡して、施錠する。
学園には、たまにドコソコの社長の息子、と言う人物も入学してくる。
なので、学園側は警戒をして、常駐のガードマンが数人体制の交代勤務をしてくれていた。
父兄はそんな学園側の態勢に安心して、ちゃんと任せる事が出来るのだ。
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