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綾人と涼の方は、今日は涼が注文と受け取りの日なので、涼がカウンター前に行った。
にも関わらず、相変わらずの涼は優柔不断が発揮され、自分の注文に悩み、仕方無く周りが決めていた。
仲間に宥められながら、席に戻り、皆でいただきます! と言い、仲良く食べ始めた。
綾人と涼の動き方がオカシイ事に気付いた桐谷が2人に声をかけた。
「佐伯達、動きがオカシイが何かあったのか?」
と聞かれると、綾人も涼も頷き、Tシャツを捲りアンクルを装着してる所を見せた。
綾人が
「コーチが帰り際に『アンクルを付けたままで普段の生活をしてみろ』って言って来たから、いつも付けてる5キロに追加して、腰に+3キロと、足首も5キロを付けっぱなしなんだよ」
と嘆いた。
皆が2人に同情して、御愁傷様、等と声をかけた。
桐谷は
「先輩方やコーチが期待してるからこその、下半身強化に繋がる事をさせてるんだろ? 仕方ないじゃないか。 2人共、ゆーちゃん先輩とキョーちゃん先輩達に似た感じだからだろうし」
と1人納得をしていた。
右側隣に座って頷く桐谷を見て、綾人が何でだよ!? と独り憤慨していて、左側隣に座る涼に宥められていた。
綾人は男前だが、身長が低い為に、皆からワンコ系の扱いを受けていた。
向かい合って座る同級生やら、斜め左右の同級生からも、気にするな! と言われて、シュンとなりながら、残ってる夕食をモソモソと食べていく。
皆で食べ終わると、ごちそうさまでした! と元気よく言い、食器が乗る盆を持ち上げて、皆で返却口カウンターに行く。
御姉様方が洗ってくれるが、水の張ったシンクに、各々が使用済みの食器を投入して、盆だけはシンク脇の専用籠に入れる。
離れる際にもう一度、御姉様方にごちそうさまでした! と元気良く挨拶して、各自が食堂の出入口に向かった。
御姉様方には、他の生徒達よりも、可愛らしい子達が揃ったバド部の1年’Sを可愛がっていて、密かにオマケで朝食と夕食に何かしらを増やしていた位であるが、これには気付かないらしい。
食堂を出る際に、部長に会い、少し皆で立ち話をしてから、部屋に戻る。
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