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そして翌日。
昨夜のキョーちゃん先輩から貰ったアドバイスによって、涼はランニングシャツにハーフタイプのトレパンで集合場所に来ていた。
少しでも、太陽に当たる為にである。
今日も中等部と高等部の合同練習で、ランニングするのは中等部と高等部を仕切っている林の中や、その周辺を走る。
涼は綾人のアドバイスで、タオルを首にかけている。
「涼は最近、部屋でも牛乳飲んでいるけど、お腹ごろごろしないの?」
「あー、俺は牛乳には強いっぽいよな。 今日の練習終わったら、売店で1リットルのヤツ買うわ(笑)」
「はぁ!? 1リットルは流石に多く無い!?」
「平気っぽいぞ?」
「涼が大丈夫なら、良いけど・・・・・。」
「平気だって! それよりも、集合じゃね?(笑)」
「へっ? あ、そうらしいね。 んじゃ、行こうよ」
「あぁ。 今日はいつもと違うルートを走るらしいぜ?」
「へぇー! 楽しみだな♪」
「だよな。 ワクワクするぜ♪」
(ホント、涼はお気楽な性格だよね。 なんでも楽しめるし。 僕、振り回されてる感アリアリ・・・)
正直、どっちもどっち なのだが、本人は知らない。
「中等部! 集合! ・・・・・。 はい、おはようございます! えー、今日は中1以外は知っての通り、中等部と高等部の間にある、仕切りの林の中を、高等部と合同で走ります! 中1は頑張って付いて来て下さい! では、高等部の方からも連絡事項を貰いたいと思います。 お願いします。」
「皆、おはようございます。 えー、中等部からの持ち上がり部活のヤツ以外と、中等部の1年以外は知っているが、今日から1日置きに走るランニングコースは、間にある仕切り林の中のランニングになります。 先に中等部、後に続いて走る高等部の順で行くが、強化選手はどんどん進んで貰って構わないから、その予定で。 それでは、柔軟体操をしてから、終わったら走りに行って下さい。 では広がって始めて下さい」
その声に、皆がワラワラと散って行き、各自が柔軟体操をしていく。
マネージャー同士は固まって、ドリンクの準備をしていく。
中等部の方の浅田が、高等部のマネージャーにどデカいタッパーを見せる。
中身は蜂蜜レモンで、味見を頼んだ。
「うん。 旨い! これは皆が喜ぶかもね」
「ホントですか!? 良かったぁー」
「これ、輪切りにする前に、ちゃんと洗った?」
「はい。 ちゃんと水洗いしましたよー」
「あー(-""-;) じゃぁ、その時に、もう一手間かけて? あのね? ワックスみたいなヤツが点いてるから、食器用の洗剤で洗うの。」
「えっ!? 大丈夫なんですか?」
「うん。 ちゃんと、食器・野菜用って書いてあるから、大丈夫。 次使う時に、後ろの表示、読んでみて?」
「へぇー! ありがとうございます! 目からウロコ状態ですよ、今」
「良かった。 ブロッコリーも、ワックスみたいなヤツが点いてるから、ボクは洗剤使って洗うの」
「えー!? ブロッコリーもですか!? でも確かに、水を弾いてますね。 僕もやってみよーっと♪」
まるで、主婦(主夫)の井戸端会議状態である。
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