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血【一滴目】
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グチャッ…グチッ…
―お前がいなければ良かったんだ!
…グチッ…ザクッ
―なんであんた見たいな気持ち悪い子が生まれてきた の!?
…ザクッ…ゴリッ
―お前はもう要らない
…
―お前なんか消えろ、この役立たず
「…っ」
―気持ち悪いこっちくんな!!
「…っぅ」
―もう帰ってくんな!!
「…っなん…で…ぅ…」
―お前が居るからこうなったんだ!!
「…っなんで…俺なんだよっ…!」
―グチッ…ザクッ…ガリッ…グチャ
―――――――プツン――――――
「っあ…?」
意識が戻った俺の目の前には父さんと母さん、それに俺を虐めてきた奴らのグッチャぐちゃの死体があった。
「…え?な、んで?」
状況の理解が追いつかない。
俺の頭では『自分でやった』ということが嫌でも認識させられた。
「…っうぇ…」
気持ち悪い。
もはや原型を留めていないこの死体は今は自分にとって気持ち悪さの対象でしかなかった。
「…ぅあ、ご、ごめっ…っごめんなさ…っう」
何故か溢れ出る涙と謝罪の言葉。
何故自分が謝ってるのかわからない。
…え?あれ?
『俺なんでこんなことしたんだっけ?』
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