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キヨフジ②
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そんなふうに泣いてた時、
突然スマホの着信音が鳴った。
体をビクッとさせながらも急いでスマホを手に取る。
スマホの画面には"キヨ"という文字が写っていた。
急いで着信許可のボタンを押す。
「……もしもし?」
泣いてた事をバレないように
できるだけ普通の声を出した。
『あ、フジ?良かった寝てたかと思ったー』
「えっと、そっちはどう?」
適当な話題をふって、不安を紛らわせる。
『あー、まぁまぁ。
インターネット繋がりにくいのが嫌かなーww』
キヨはいつも通りの声だ。
「なんで電話かけてきたの?」
『ん?あぁ、オナってんの。』
「……えぇ!?……//」
その言葉に驚くフジ。
『そんな、驚くなってーw
なんか、フジが愛おしくって。
そんな事思ってたらオナってたw』
「……。」
愛おしいなんて、
また泣いていた。
「……ぐすッ…」
『泣いてんの?』
「……な、泣いてなんてない!」
『嘘付け、
どーせ不安になったんだろ?
去年もそうだったし。』
「……ぅう」
キヨには嘘は通用しない。
恥ずかしい、
キヨはおれの事を好きでいてくれるなんて
分かっているのに。
それでも不安になって。
『大丈夫だ、
誰にも認められなくても
それでも
ずっと隣に居るよ。』
黙って聞いてるフジ。
『いや、
ずっと隣に居させてくれ。
ずっとずーと、愛してる。』
「……ぐすッ、ありがとう。
おれも、ずっと好きぃ//
愛してるぅ…ッ//」
『あーー、会いてぇー。
いますぐ抱きしめたい。』
「……ふぇ//…ん、…あ、」
『ばぁー!!
エロい!!』
キヨがいきなり大きな声を出すもんだから
フジはスマホを落としそうになった。
「び、びっくりしたよ、!
な、に?ごめん聞こえなかった。」
『……手伝って、オナニー手伝って。』
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