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モブフジ③
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「あれ、もう起きたのー?」
男性……だろうか。
低い声に似合わず、優しい口調に少し安心する。
どうやら、拉致とかでは無い感じだな。
「あは、そんな警戒しないでよぉ
別にフジくんの事を傷つけようとなんて思ってないし
安心して、ね?」
「安心………?出来るわけないだろう…!?
早く帰してくれよ!!!」
こんな事を言って、本当に帰してくれるなんて
思ってないけど
不安と恐怖のせいでつい声をあげてしまった。
「寂しいこと、言わないでよぉー
やっと二人きりになれたのに。」
「フジくんの事何でも知ってるよ?」
「……え?」
「時々、お家にお邪魔したり
盗聴器とかも仕掛けちゃった…♡
でも、良いよね?
フジくんが好きなだけだし……」
狂ってる…
おかしな事を言っているのに
自覚してない。
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