アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
現実を理想だと思いたくて10
-
トクンッ…
あ、、まただ…
トクンットクントクン…
鼓動に合わせて全身がカーッと熱くなる。
刺激を求めて身体の奥から何かが這い上がってくるみたいだ。
「は…っ、、ん」
軽くイった時の様な感覚にブルブルッと俺は身震いした。
この感じ…浩太とキスした時と同んなじだ…
段々と息が上がり呼吸が乱れてくる。
まさか、ほんとにキスしたくらいで…?
しかも相手は富田だというのに…
前回も前々回も、こんな自分の体質をおかしいとは思いつつ、頭の何処かで浩太とのキスで興奮してるだけなんじゃないかと思っていた。
だってキスだけでこんなに身体が熱く疼くなんて、どう考えたって普通じゃない。
けど…現実では想像を遥かに超えたことが起こり得るのだと、この時になってようやく俺は理解した。
現に今の俺は浩太じゃなくても興奮し始めている。
誰でもいいなんて、、
気持ち悪い…
でも一度こうなったら自分の都合じゃどうにもならないこともわかってる。
このままじゃ自分から富田を求めてしまう…
そんなの嫌だっ…!
だって……だって?…あ、あれ?
そういえば俺…さっき何を考えてたんだっけ…?
浩太と佐久間が…そう、嫌だって…
嫌……
あぁ…---なんだか身体が熱くて、ボーッとする…
ダメだ、、頭が回らない。
それよりも刺激…
刺激が欲しい…誰か…
「…んっ、、」
すっかり力の抜けた身体を富田が支える。
「キスぐらいで…エロい身体ですね」
もたれ掛かったせいで、意識とは関係なくパンパンに張り詰めた俺の中心が富田の太腿に擦れた。
「前もこんなにしちゃって、ボロボロになるどころか喜んじゃってるじゃないですか…もっと抵抗してくれるのかと思ったのに拍子抜けです」
そう言って富田は俺の中心をぐいっぐいっと太腿で押し上げる。
「んっっんぁッ」
背中をゾクゾクッと快感が駆け抜け、堪らず吐息が漏れた。
そのままグリグリと膝で圧迫されれば、今度は苦しさと鈍い痛みに、自然と眉根に力が入る。
「こんなことされて感じてるなんて…杉本くんはとんだ変態ですね、、」
呆れたようにそう言うと、富田は髪を掻き上げて不敵な笑みを浮かべた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
91 / 203