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「ん、ぅ…」
目が覚めたら布団の中だった。
辺りは真っ暗で、隣に涼の姿は見当たらない。
体はベタベタしないから涼が洗ってくれたんだろう。
「う、わわ…っ?!」
リビングに居ると思われる涼のもとへ行こうと立ち上がろうとしたのだけれど、腰が痛くて力が入らない。腰が痛くて立てれないとか、これが初めてなんですけど。
「昴流…っ?!大丈夫か?」
「立てない」
地べたを這いつくばって、なんとかリビングにたどり着くと、俺に気づいた涼が駆け寄ってきた。
「やり過ぎた、ごめんな」
涼が申し訳なさそうにしながら、俺を抱き上げソファに座らせる。
「…気持ち、よかったから良い」
「、っん」
「…けど暫く媚薬…嫌かも」
涼にキスをして、へらりと笑う。あんなに強い媚薬はもう当分飲みたくない。
「…飲ませたら、どうするの?」
えっ、そんなこと聞かれると思ってなかった。
うーん…怒りはしないけど、そうだなあ…。
「俺が涼にお仕置き」
ちょっと涼を真似て言ってみる。まあ、お仕置きなんて冗談だけど。したら俺がされ返されそうだし。
「なにその美味しい展開。飲ませたい」
「えっ…」
お仕置きされたいのか?まさか涼本当はM…?こんなドSが、本当はMなのか…?
「やだなあ、恥ずかしがりながら俺にお仕置きする昴流が絶対可愛いからだよ」
「…う、」
「まあ、嘘だよ嘘。昴流が嫌なら飲ませない。お仕置きも美味しいけどな」
…涼がMになることは天地がひっくり返っても無いみたいだ。
「あー、そういや昴流」
「?何?」
「1時間くらい前に吉柳から電話あったぞ。しつこかったから電話出たけど、明日クラスのやつで打ち上げするんだけど行かないか、だってよ」
「うちあげ…?」
文化祭のか…?というか涼電話出たんだな。それは構わないけど、涼がでるほどしつこくかけてきた吉柳って。どんだけ俺の携帯にかけてきたんだ。
「3回。10分置き位に」
「それは嫌でも出たくなるな」
まあ、それほど急ぎの用事だったってことか。明日するんなら当たり前か。
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