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「昴流はどうするの?行く?」
「うーん…」
バイト入れてないから行けるっちゃあ行けるんだけど…俺が行ってもなあ、って感じだよな。
だって俺同級生で知ってるやつ吉柳と愁しか居ねぇもん。…あ、なんか凄い悲しいやつみたいに聞こえる。
「昴流が行きたいなら行けば良いよ。周りに気をつかう必要はない」
「んー…」
「悩んでると俺が返事出しちゃうよ?俺は行かせたく無いから」
「行かせなくねえの?何で?」
「何でってそりゃあ…大人数の打ち上げに誘われたところからして、なあ…。下心丸見えだろ」
下心?何で?訳わかんねえ。
「あいつなら、やるんなら3人でやるか、クリスマスみたいな形にするはずだ。そうじゃねぇなら…裏で誰かに頼まれたんだろ?お前を誘うように頼んだやつがいるってことはそう言うことじゃねぇの?だから俺は嫌だ」
「なるほど…?」
言われてみれば、涼が言った通り吉柳ならその形で打ち上げしようって言いそうだもんな。
俺を誘うように頼んだやつが下心が絶対あるとは俺は言い切れないけど、そういう奴が居るかもしれない所に涼は俺を行かせたくねぇって事か。
「お前にビッチが引っ付いてきても困る」
ビッチって…一応涼が受け持ってる生徒なんだけどなあ…。
「涼は俺が誰かに引っ付かれんのが嫌なの?」
「嫌。可愛い昴流に触るのは俺が許可を出してからだ」
「父親か何かかよ…」
『俺の娘は渡さん!』みたいな。箱入り娘状態だな俺。あ、箱入り息子だった。
うーん…、どうしようかな。涼が行ってほしくないなら断ろうかな。
けど、折角誘ってもらったのに断るのも悪いしなあ…。
「…あ、じゃあ俺愁と吉柳が行くなら行く」
愁と吉柳といれば引っ付かれることなんて無いだろ。多分。
「…別に2人が居なくても行って良いんだぞ?」
「んー、良い。行かない。あいつらが行かねぇなら俺涼といる」
2人が居ないなら全く面白くないだろうし、俺にとっては知らないやつの誘いよりも涼といる時間の方が大事だから。
「俺の昴流は今日も天使……。抱きたい…」
「えっ」
さっきしたばっかだろ。まじで絶倫だなお前。
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