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ついにやって来た週末。
ついにやって来た涼の病気が治って迎える初めての週末。
現在、俺は緊張して涼の家の前で立ち塞がっていた。
こんなに緊張したことなんてあっただろうか。初めて涼とシたときもこんなに緊張したりしなかったと思う。
でも、緊張したくもなる。
だって、涼が元気になって仕事復帰して…それは良いんだけど、この日が近づくにつれ、涼の分かりやすいくらいに機嫌が良くなっている、というか…。
俺は何をされるのか。きっと今回も訳の分からないことをされるんだろう。
そう思うと、体が強張る。
いや、別に涼としたくない訳じゃなくて…ただ、何するか分からないからちょっと怖い、っていうか…。
「いらっしゃーい昴流」
「…う、うん…」
涼の家に入ると、上機嫌の涼。…嗚呼、嫌な予感しかしない。
「すーばる」
「な、…っんぅ…ふ、ぁ…」
声をかけられ後ろを振り向いた瞬間、顎をくい、と持ち上げられ、涼が俺の唇にかぶりついてきた。
「ん、ぁふ…っんンンぅ…っ!」
1週間も我慢したキスはいつも以上に気持ち良く感じて、舌先にまでもその刺激は伝わってきて逃げるように舌を引っ込めると、逃がさないと言わんばかりに俺の舌を吸ってきた。
1週間。キスくらいしてきても良いのに治っても学校で2人きりになってもしてくれなかった。
いつもなら、毎日1回はしてくるところなのに。
もしかしたら念のために避けているのかもしれない、と思うと自分からしたい、とは言うことができなかった。
そんな1週間が嘘のように、涼からされる激しいキス。
反射的に逃げる舌とは裏腹に、俺の腕は涼の腰に回っていて、久しぶりのそれに歓喜していた。
「…くく、昴流もうここおっきくして…」
「あァん…っ」
ぐに、と早くも存在を主張しだしたそれを足で押し上げられる。
それだけなのに俺の口からは甘ったるい声。
「キスそんなに気持ち良かったの?」
「んっ!よか、たぁ…っ」
「ふふ、そう…。次は2週間、間空けてみようかなあ…」
「うぇ…?」
「ふふっ、何でもない」
ボソボソと呟かれたそれが聞き取れなくて、聞き返すも、誤魔化された。
「昴流、ご飯食べたら続きしよっか」
「…ん」
「嗚呼、でも昴流にして欲しいこと有るんだよね。良い?」
「…?ん」
何をして欲しいのか検討がつかないが、夕食を食べてから続きをする、ってことはそこまでの内容ではないだろう、と思い頷く。
夕食までお預けをくらったのがちょっと残念に思ったのは涼には内緒だ。
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