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その自信がどっから来るんだと最初は思ってたけど、確かにこいつは上手かった。
たかがキスでも気を抜けば声を漏らしてしまいそうになる。
受け身になるのは何か癪だから俺も負けじと舌を絡めるけど零は息も切らさずに逆に俺の舌を絡め取ってこの短時間で見つけたらしい俺の良いとこばっか攻めてくる。
甘く見てたバリタチゲイの本気。
「声我慢しなくても良いんだぜ?」
「っは…、してねえよヘタクソ」
嘘。すげえ気持ち良い。今までのキスで1度かもしれない。
けどそれを言ったら負けた感じがしてムカつくので、挑発し返す。
「はっ、そうかよ。んじゃ本気でやらせてもらうわ」
「は?…っ…」
また零に唇を塞がれて、緩急をつけながら舌が動く。どこをどう攻めれば1番気持ち良いのかを知り尽くしているような舌使い。
感じ方、感じる場所なんて人それぞれで、なのにこの短時間で俺の口内を全て把握されたと思うと恐ろしい。
「んぁ…っ、んん…」
上顎を舐められて背筋がぞくりとする。
我慢できなくて声が漏れると零がふっ、と笑って唇が離れていった。
あれでまだ本気じゃなかったとか、知りたくなかった。
別に特別何かされた訳じゃない。普通に誰でもやってるようなディープキス。なのにそう思わせないくらいこいつは刺激を与えるのが上手い。
腰抜けたのなんてこれが初めてだ。
「くくっ、へばんの早くねえか?」
「っせぇ…っ、…おい」
「へえ…勃ってんじゃねえか」
スエットの上からソレを撫でてニヨニヨと笑ってくる。
『ヘタクソなキスでこうなってんのかよ』って言ってるような笑みだ。ムカつく。
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