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2時くらいに解散し、1度家に帰り寝て起きたら午前中に家事を済ませ、夕方になる少し前に兄さんと父さんと合流。そしてそのまま雪路さんの家へ。
「あの極道屋敷マジで涼の叔父の家なのか?」
「そうらしい。知ったとき笑った」
兄さんにも極道屋敷で伝わるらしく、その家の持ち主を知って目を丸くする。
涼が同級生だった兄さんでさえ雪路さんの家のことは知らなかったなんて。
「あいつ人の家に行くのも、誘うのもしなかったからな。他人が生活してるとこに踏み込むのもその逆も嫌なんだと。だからヤるときもホテルだったらしい…って悪い昴流」
「ん?平気」
「…え、椿先生潔癖入ってんの?」
「潔癖…っつーか1人が好きだったんだよあいつ。人間不信?」
「へー、それなのに彗椿先生と仲良かったんだ?」
「少なくとも俺は信じれる方だったんじゃね?」
「うわそれ自分で言う?」
へえ、また新しいこと聞けた。
…あれ、それって涼の家に入れたの家族を除いたら俺が初めてってこと?…やばい、何それ嬉しすぎ。
「そんな訳で俺の家にあいつが来たこともなければあいつの家に行ったこともない。…中どんな感じなんだ?」
「えーっと…全部和室。…あ、玄関が凄い大きかった」
「そうか…何人集まってた?」
「20くらい」
「に…っ?!」
予想外の数に兄さんが言葉を詰まらせる。
兄貴と父さんは「もっと惣菜とか買っとくべきだった」とかなんとか慌て出して。
「酒買い足す?」
「それは兄貴が飲みすぎるから駄目。足りなくなったら買えば良いから」
「む…昴流…本当に2本まで?1リットルまで?」
「その1リットルが多いって分かってる?」
「6本くらいから多いだろ?」
「昴流諦めろこいつの体内感覚はおかしい」
6本ってことはアルコール摂取量120g。ここまできてやっと多いって言う兄貴は早死にしそうで心配だ。飲めない俺からしてみると多すぎると思うんだが。
「お前マジで気を付けろよ6本って死ぬ一歩手前だぞ」
「うわ、マジでー?」
「つかその前に肝臓が死ぬからやめろ。肝性脳症になるぞ」
「前肝臓が機能しなくなったときの危険性は病院で説明しましたよね?また呼びましょうか?」
「…止めてください我慢します」
おお…2人が強い。前病院に呼び出された時げっそりして帰ってきたから2人にかなり絞られたんだろう。俺も1回父さんに怒られたけどあれ怖かった…出来ればもう味わいたくない。
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